地下鉄「光化門」駅の1番・8番出口の階段近くに、「BESETO」というギャラリーがあります。
油彩、刺繍など、色々な展示会が行なわれているこの「BESETO」の前に、餅や薬菓が入ったカゴやガラスケースがひっそり置かれている(たぶん売り物)のがいつも気になっていたのですが、ある日気付くと、餅・菓子売場スペースがどーんと大きくなっていました。
「名人のナツメ茶、サンファ茶」とかいう案内の紙も貼ってあるので、売場奥のテーブル&イス数脚はイートインスペースのようです。知人と2人で入ってみました。
まず、売場で菓子を選び(菓子のみのテイクアウト購入も可)、ドリンクを注文して席で待ちます。飲もうとした「トラジ茶」がこの日はなく、冷たいオミジャ茶と温かいサンファ茶(各5000ウォン)を注文。
お茶は紙コップ入りで登場。この価格&ギャラリーのカフェなら、陶磁器入りで出てきてほしい気もしますが、食器洗いスペースまたは人手に制限があるのかもしれません
でも、味は本格的で、特にサンファ茶の苦味にキレの良さを感じました。
四角い薬菓(4個入り2000ウォン)は、パイのように沢山の層が折り重なった、いわゆる「名人系」の生地でした。かなり甘いながらも、シツコさがない、スッキリ味です。
リンゴの干菓子(2切れ入り1000ウォン)も、果実の酸味と食感が程よく残っていて、色もキレイで、良い感じでした。
状況的には、大型写真の女性が「떡문화 연구가 정연선(餅文化研究家 チョン・ヨンソン)」女史のようです。←研究家女史は、じつは日本語もできるとのこと。
売場自体には日本語可のスタッフはおらず、ドリンクメニューも韓国語のみですが、菓子には価格が表示されているので、買い物に非常に困ることはなさそうです。
駅地下で買える、華やかで上品な「名人の韓菓」、光化門方面にお立ち寄りの際はぜひお試しを