3月下旬の平日に、サムジキルをのぞいてみたところ、魚
の群れの照明モビールが目に止まりました。
思わず入ってみると、じつは陶器店のようです。ソウル一等地のお洒落な店だけあり、それなりに高額です。
特に何も買わずに出ようとした時、木製の箸(10000ウォン)が目にとまりました。赤や黄色などの原色ながらも、渋い色合いです。
箸が入ったカゴには「手製の韓紙を使用している手製品」という主旨の説明(日本語)が添えられています。
店長らしき店員女史の「日本のお客様に非常に好評な箸で、お買い上げの方は必ず再訪してご購入下さるんですよ」とか「韓紙・木どちらの部分も、熱湯や食事でも破損したりしません。丈夫な○○の木(肝心な部分を聞き漏らした)を時間をかけて加工したもので」とかいう、特に押し売ろうという気配はない解説もあり、紫を買ってみました。
私が箸購入に迷っている間に、アジア系の高齢女性客も入店し、「魚モビール」の材料と価格を英語で尋ねていきました。
店長女史も一応英語で「中のライトはLEDです。セット売りで、値段はコリアンウォンで(電卓を見せる)」
・・・驚愕の表情で女性客が去ってから、店長女史に「いくらなんですか」と訊いてみると「200万ウォンです」
魚モビールのように「うわ、高っ!」という商品もありますが、デザイン・価格ともに普段にも使えそうな良い感じのものもありますので、サムジキルにお立ち寄りの際は、ちょっとのぞいてみて下さいね。
ところで、大きな看板は出していないこのお店、入口上のプレートを見るに「パンチャッパンチャッ ピッナヌン(=きらきら光る)」という名前のようです。
サムジキルの近くに、やはり「パンチャッパンチャッピッナヌン」という店名で、渋い陶器に盛られた穀物スムージーなど出すカフェ
http://comm.konest.com/forumd/9898
があるので、「同じ名前のカフェがありますが・・・」と訊いてみると「あれは、母の店です」とのことでした。
※その後、店のホームページを見たところ、箸の素材は「박달나무(パッタルナム)」という木と判明。日本語で「オノオレ」とあるので、何かと思ったら漢字では「斧折」だそうです・・・。