安国駅から北村のメインストリートを上っていると、通りの右側に気になる
「工房」があります。
店の入口には、歴史ドラマ「許浚」のポスターが貼られています。近付いてみると、ケースの中に女性用の頭飾りが置かれており、こちらには歴史ドラマ「炎のように蝶のように」の写真が添付されています。
店内を窺うと、女性が韓服着用時に使用する組みひもや、長いかんざしなど、ドラマチックな小物が展示されています。思わず店内に踏みこんでしまいました。
宝石店のようなショーケースの中には、珊瑚や玉(ぎょく)のかんざし、指輪など、韓服用の非常に古典的な小物が並んでいます。カウンター内にいた女性は、一応「お要り用のものがありましたら、おっしゃって下さいね」と一度だけ声をかけてきましたが、「あ、いえ、珍しいのでちょっと見てみたいなと・・・」と答えたところ、静かに鑑賞させてくれました。カウンター近くのケース内には、さらに、歴史ドラマ「トンイ」の協賛店であった旨の写真付き案内が出ています。
何か特別な店のようだ・・・と店内を見回すと、「ソウル市無形文化財第37号玉匠 玉田 厳翼平」という名刺が置かれていました。「匠人」系ショップのようです。帰宅後、店のHPを見ると、玉匠氏の作品が紹介されていました。
正直なところ、すごく豪華な韓服を持っている人などは別として、美しいながらも実際に買うと用途に困るようなアイテム揃いです
土産物店と異なり、店の人も売ろう売ろうという姿勢は全然ないので、歴史ドラマ好きな方、ご購入の予定はなくとも、鑑賞にオススメです。