旧正月・秋夕が近付くと、韓国の大型マートのあちこちに「名節用品売場」が登場します。食器セット、小型のテーブル、油菓・薬菓、清酒などですが、生鮮食品売場に出てくるのは「ジョン・チヂミ」です。
「チヂミ横丁」が名高い孔徳市場から徒歩数分のemart孔徳店にも、このチヂミ売場はもちろん設けられています。市場の混雑とは対照的に、あまり客がいません。見た感じ、特に不味そうではないので、興味本位で少しだけ買ってみました。
ところが…。
1)チヂミは数品目しかないのに、売り子さん達が商品名を把握していません。計量を始める段になって「え~と、野菜チヂミでしたか(売場に行って商品を見て)あ、海鮮パジョンですね」「この2枚は同じ値段ですか?あ、違いますね」客がいないわりに、時間がかかります
2)グラムあたり単価が違う商品は、1個ずつであろうとも別の紙皿に入れての包装となります。これまた時間が…。
3)人がごったがえす市場より衛生的かと思いきや、前の客がラッピング後に何かに気付き、クレームしています。虫(小バエ?)が付いていたようです
市場の専門店では、非常に混んでいる、「五色串」など人気アイテムは予約しないと買えない…などの不便もあります。
が、韓国人ほど味の違いには敏感でない身にも、売場の「活気」「プロ意識」の歴然たる差は気になり、結局、市場に行って本格買いしたのでした。
ただ、この時期に少しだけチヂミを食べて祭日気分…という時には、1~2個でも普通に買える大型マートは良いかもしれません。なお、値段はパジョン2080ウォン、五色串が2つで約3300ウォンと、まあ、市場と似た感じでした。
※ところで、きょう15日のemart麻浦孔徳店は、夜9時閉店です。