ネオンきらめく烏耳島の通りから1本中に入った通りに、総合魚市場があるのですが、入口でおばあさんにコッケは今の時期はないよと聞いておりました。
それでもゆっくりと水槽を眺めて歩いていると、「何を探しているの?」とアジュマに話しかけられたので、「コッケを探しています」と言いました。
値段を聞くと、やはり入口で話しかけられたおばあさんと一緒で、1㎏50000Wとの事。
とりあえず蟹を見せてもらうと、小さいコッケが数匹しか見当たりません。
「ん…」と悩んでいると、

ア　今の時期はコッケの時期じゃないですよ。4～9月がコッケのシーズンよ。
今は漁獲高が少ないから、1㎏50000Wするけど、春だったら、1㎏28000W～30000Wになるよ。
エビとか牡蠣にしたら?
私　そうですか…だからコッケが少し高いんですね。主人が蟹が好きなので、ズワイガニとタラバガニはいくらですか?
ア　ズワイガニは、1㎏70000W、タラバガニは、1㎏90000Wよ。
そういって、でっかい蟹を水槽から吊り上げます。

私　2人なので、小さいズワイを…何㎏ですか?
ア　水槽で一番小さいズワイガニを計りに乗せ、3.5㎏よ。
私　という事は…約250000W、調理代を含めると300000Wに。
ん～やっぱり2人では食べきれないので、エビと牡蠣にします。
ア　蟹はやめる?じゃあエビ1㎏と牡蠣1㎏ね。
私　お値段は、いくらでしょうか?
ア　エビは1㎏20000W、牡蠣は1㎏10000Wよ。

という事で私はあっさり、蟹という選択肢を除外し、春にコッケを食べる事にしました。
ふと見ると、横にアジュマのご主人らしき人物が、見慣れぬ日本人客を不安そうに横で見つめていますが、そのご主人のお顔とアジュマのお顔の優しそうな事。
ここは間違いないと野生の直感が働きました。


アジュマは喜んでエビ、それも体長15㎝はある大エビをダーッと、タライにすくいいれます。
そのタライの大きさもお風呂で使う洗面器の1.5倍位はある大タライです。
びっくりしているのもつかの間、今度は手際よく牡蠣をダーッと、タライにすくい入れます。
何か知らない貝もサービスで少し入れて下さりました。
私はあまりの大量のエビに、写真を撮るのも忘れて呆然としていると、
相方が「〇〇ちゃん、あんな大量なエビ、2人で食べられんよ。半分にしてもらいって。ハーフハーフ」
私もようやく正気に戻り、「すみません、食べきれないので、500ｇにして下さい」
アジュマは、「この位食べきれるよ」と言いましたが、ハーフにしてもらいました。

結局大エビ500ｇ10000W、牡蠣1㎏10000W、合計20000Wという信じられない安さでした。
写真を撮ろうとすると、すぐにアジュマが調理して下さるお店へ走り始めたので、
「写真を撮りたいのですが、ネットにアップしてもいいですか?」と言うと、
快くご主人と一緒に写真に応じて下さいました。
写真を撮り終わると、アジュマについて、急いでお店を後にしました。
また、コッケも買いに来ます!
​Kehkoさん様、1本裏の市場に行って大正解でした^^