ピックアップ!お店紹介口コミ by Yuseong◆さん
ソウルで「コーンブレッド」を名物とするパン店といえば、鍾路区の通仁市場近くにある「Hベーカリー」です。銀色のアルミ皿上にメロンパン状の丸パンが6つ合体した外観で、具材は缶詰コーンとツナ、タマネギ、謎めいた味のマヨネーズです。
が、私は最近、ワールドカップ競技場エリアの住宅街にあるパン店が、この「コーンブレッド」そっくりな「オクススブレッド(=トウモロコシブレッド)」という商品を販売している事に気付きました。価格はHベーカリーと同じく5000ウォン。好奇心にかられて、1皿購入。
味は…どうも「本家(いえ、どこが本家か分かりませんが)」に比べて外観のシャープさと具材の複雑さに欠けますが、まあ、不味くはありません。
この「マルメゾン」、落葉ピザと呼ばれるタイプのピザパンや、慶州パン(正確には饅頭)や全州風チョコパイ、米粉シフォンケーキ、揚げドーナツに重厚なホールケーキ・・・と、品揃えは基本的にレトロ系です。が、時おり「レインボーベルベット」などトレンディーな商品も出してみたりと、その方向性は不明です。
なお、この「マルメゾン」、以前は「Malmaison」と大きくフランス語名の看板を出していたのですが、同じ建物の数軒の店と共に外装を改造した後には店名がハングル表記になっていました。正しく読んでくれる人が少なかったのかもしれません。