ピックアップ!お店紹介口コミ by Yuseong◆さん
地下鉄6号線「望遠」駅近くに、キュートな外観ながら、不思議な名前のパン・洋菓子店があります。
「キダリアジョシ(のっぽのオジさん)」です。店名自体はまあ良いとして、看板に描かれているのは、あまり長身でなさそうな可愛いコックさん(いえ、パティシエさんかブーランジェさんかもですが)の顔です。
しかも、先週末に前を通った時にそっと様子を窺ったところ、レジにいるのは小柄な中年女性です。「キダリアジョシは奥で作業中かも」などと考えつつ、とりあえず入店。
まず目を惹くのは、美味しそうな雰囲気のクリーム&イチゴケーキです。が、これは衝動買いには大物すぎるので、棚の上のパンを見てみました。チアバタ、バゲットにベーグルと、素材系の品揃えです。
あんクリーム(たしか2700ウォン)、コロッケパン、手製チョコパイを買ってみました。「あんクリーム」は、粒あんにクリームチーズ風味のクリームが入っていて、近年ソウルで流行の「あんバター」と少し似た雰囲気です。コロッケは、玉ねぎと茹で卵がメインのヘルシー風味でした。
さて、注目すべきはチョコパイです。韓国の古都・全州のご当地洋菓子として出回っているのと全く同じ外観なのです。店主(あの女性なのか、まだ見ぬアジョシなのかは不明)は全羅道出身者なのでしょうか。全州チョコパイの老舗P社の製品とは異なる風味ですが、そして、現在の全州チョコパイ相場(1600ウォン)より高めの2200ウォンなのですが、パン店のチョコ味菓子としては美味でした。