公山城で町を眺めていると、市場らしき通りを発見しました。
結構人が行き交っていましたので、行ってみようと思いました。
行き交う人の年齢層は結構高めで、野菜の苗が多く売られていました。
私共は、アーケードには行かずに、野菜や魚等が売られている方角を歩き、大きな苺1パックを買いました。
くるみが欲しかったので、アジョシに聞くと、斜め前にあるよと教えてくれました。

くるみは、1升大盛り5000Wと言うのですが、私は升の底が上げ底になっているのではないか?
などと疑心暗鬼になり、「1㎏いくらですか?」と聞きました。
「1㎏15000W」と言うので即決しました。
計りにどんどんくるみを載せていき、自分の目でしっかりと1㎏ある事を確認して15000W支払うと、もう1枚足りないと言うのです。
聞くと、1㎏25000Wと言うので、15000Wじゃないですか?と言いましたが、違うと言います。
よく、日本人が1と2を聞き違えるからと、わざとそれを利用する悪い人がソウルにはいるそうですが、地獄耳の私が「マンオチョノン」と「イーマンオチョノン」を聞き違える訳がないと思いましたが、買いました。

少し先に進むと、くるみを売っているお店があったので、「1㎏いくらですか?」と聞くと、「20000W」と言うではありませんか!
相方は、「おかしいと思ったなら、いくら計った後でも、買わんやったらよかったやん。」と言いましたが、もう買ってしまったから仕方ありません。

私は、市場で値切らなかった自分、そして、升売りのくるみを買わなかった自分に腹が立ち、相方とも犬も食わない小喧嘩になり、ちょっと気を落として市場を出ました。

ホテルに帰り、袋を見ると、思ったよりどっしりとくるみが入っています。
自宅に帰り、ジップロックに詰め替えると、ものすごい量のくるみが入っています。
「あれっ…?」
冬に、ソウルの中部市場でくるみ1㎏と書かれた袋を20000Wで買いましたが、その時はジップロックに余裕で入ったのに、今回はその倍の量があります。

私は、もっと悪質な騙され方をしていた事に気付き、最終的には、百済の人はイイ人ばかりだから、人を騙す訳がない、多分、私が15000Wと25000Wを聞き違えたのよ。
との結論に至りました。
くるみは新鮮で美味しかったし、苺も大きくて、美味しかったです。