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工芸品 |
木工芸品 목공예품 / モッコンイェプム | |
朝鮮半島は南北の気温差が激しいことから、多様な種類の森林が形成され、韓国ではこうした森林資源を活用した、シンプルで素朴な木工芸品が数多く生み出されてきました。魔よけやお守りの意味が込められた置物や装飾小物、家具など芸術性の高い工芸品があり、お土産としても人気です。 |
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韓紙工芸 한지공예 / ハンジコンイェ | |
韓紙(ハンジ)は、楮(こうぞ)の皮を原料に、流しすきによって作られる韓国伝統の紙です。紙質は柔らかいですが、厚みのある素朴な質感で、耐久性と通気性の良さが特徴。韓紙を用いて作る紙工芸を韓紙工芸と呼び、化粧箱や筆入れなどの生活道具から箪笥などの家財道具まであらゆるものがあります。 |
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ポジャギ 보자기 / ポジャギ | |
韓国伝統のパッチワークであるポジャギは、物を包んだり被せて覆ったりするための風呂敷です。日常の生活から婚礼などの儀式にいたるまで幅広く使われてきました。また女性たちの手でひと針ひと針丹精込めて作られたポジャギで物を包むことは、福を包み込む縁起のある行為ともいわれています。 |
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刺繍 자수 / チャス | |
鮮やかな色糸で華やかな模様を施した刺繍。韓国では古くから綿や麻の生産によって、織物とともに刺繍も発達し、衣装などあらゆるものに施されました。高麗時代以降は社会的地位や身分を表す手段としても活用されました。伝統的な模様が入った刺繍小物は、韓国土産として人気です。 |
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李朝家具 이조가구 / イジョカグ | |
李朝家具は、朝鮮時代最後の王朝である朝鮮王朝時代(1392~1910年)に作られた調度類です。儒教精神に基づいた生活様式のなかで、庶民から知識階級である両班(ヤンバン)まで使われました。主な素材である木の特性を生かすことで生まれる、独特の温かみと、素朴さや静けさをたたえた姿が魅力です。 |
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陶磁器 도자기 / トジャギ | |
韓国の陶磁器には、深みのある翡翠色の高麗青磁、素朴な風合いの粉青沙器(ふんせいさき)、柔らかな白色の白磁があります。ソウル近郊の京畿道(キョンギド)・利川(イチョン)は300以上の窯元がある、韓国随一の陶磁器の生産地として有名です。 |
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七宝工芸 칠보공예 / チルポコンイェ | |
金や銀、銅など金属の素地の上に釉薬を載せ、800~900度の高温で焼成する七宝工芸。三国時代に中国から黄・赤・紫・青緑の4色が伝えられ、当時は「七宝」ではなく「パラン」と呼ばれていました。朝鮮時代以降、主に女性の装飾品に施され独自の発展を遂げていきます。ガラスのような質感と色の調和が魅力です。 |
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印鑑 도장 / トジャン | |
一般の書類はサインで済ますことが多い韓国ですが、大事な契約書類は日本と同様に印章を押す習慣があります。機械または手でハングルや漢字、好きな絵を彫り入れてもらえるので、自分だけのお土産にぴったりです。日本よりも比較的制作費が安く、仁寺洞(インサドン)などで購入できます。 |
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組み紐 매듭 / メドゥプ | |
伝統工芸である組み紐(メドゥプ)は、染色した紐を組み合わせて作る飾り結びです。チマチョゴリの帯どめであるノリゲなどの装飾品に用いられてきました。1本の紐からできる結び方は多様。菊や蝶、トンボなど様々な模様を表現でき、それぞれに健康や魔よけなどの意味があります。 |
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