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韓国の陶磁器には、深みのある翡翠色の高麗青磁、素朴な風合いの粉青沙器(ふんせいさき)、柔らかな白色の白磁があります。ソウル近郊の京畿道(キョンギド)・利川(イチョン)は300以上の窯元がある、韓国随一の陶磁器の生産地として有名です。 |
高麗時代、中国の陶磁器に影響を受けて誕生した高麗青磁。青緑色の色彩に優雅で華麗な模様が美しく、陶磁器芸術の最高峰ともいわれています。その技法を伝承して誕生したのが日本では三島とも呼ばれる粉青沙器で、大胆でユニークな模様が特徴です。朝鮮時代には儒教思想の影響を受け、清廉潔白を象徴する純白の白磁が花開きます。左右非対称の素朴さ、そしてなめらかな曲線は現代においても多くの目利きを魅了。美術館や博物館で鑑賞できるほか、骨董品店でも扱っています。 |
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鮮やかな翡翠色の高麗青磁 |
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日本では三島と呼ばれる粉青沙器 |
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柔らかな純白が魅力の白磁 |
韓国では主に観賞用の伝統的な陶磁器だけではなく、現代の感覚を取り入れた生活陶磁器も多く制作されています。直接窯元へ出向いて購入することはもちろん、百貨店や陶磁器ブランドの直営店、現代作家の作品を取り扱う専門店などで手に入ります。 |
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粉青のマグカップ |
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平瓶にはお花をそっと飾って |
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食卓を彩る食器の数々 |