金浦(キンポ)空港からタクシーで約10分のところにある幸州山城(ヘンジュサンソン、史跡第56号)をご存知ですか?かつて豊臣秀吉の軍勢が朝鮮に攻め込んだ際に激しい防衛戦が繰り広げられた約1kmの土城跡で、現在は散策路になっています。
建造時期は定かではありませんが、出土物から漢城(ハンソン、現在のソウル)に百済(ペッチェ)王国があった紀元前18年~紀元475年と言われています。歴史的価値もさることながら、1970年代の大々的な整備以降、頂上からの絶景を見ようと多くの人々が訪れます。
頂上には、秀吉軍の侵攻を防いだ功績を称える幸州大捷碑(ヘンジュデチョッピ、写真左)と記念碑(写真右)が並んでいます。
頂上からソウルの北側に目を向けると、トレッキングコースとして人気の北漢山(プッカンサン)が望めます。
漢江(ハンガン)方面には、蘭芝(ナンジ)キャンプ場や加陽大橋(カヤンテギョ)、城山大橋(ソンサンテギョ)が見渡せます。
また幸州山城の東、幸州大橋(ヘンジュテギョ)方面からの日の出が美しいことで有名で、新年には初日の出を見に来る人々で賑わいます。歴史と絶景の2大見どころを一度に堪能できる幸州山城へ、一度足を伸ばしてみてはいかがでしょうか?
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