2005年、汝矣島(ヨイド)のバス乗換センターを建設する際に偶然発見された地下施設があることをご存知ですか?正確な資料が残されておらず、1970年代に造られただろうと推定されるこの施設。補修工事を経て一般市民に開放されることになりました。
中は大小2つの空間があり、全体面積約240坪。20坪程の小さな部屋は汝矣島の歴史ギャラリーになっており、現在のように証券会社が集まる金融の中心地になるまでの様子がわかります。中央には発見当時置かれていたソファーが綺麗に復元されディスプレイ。
今年3月から天井や壁の補修、換気施設の設置などを行ない劇的な変化を遂げた地下施設。約180坪の広々とした空間には、両サイドにビフォーアフター写真がずらり。機械室など各部屋の鍵を保管していたボックスの展示もあります。
施設を造った目的や時期、使用した人物などの関連資料が全くなく、まだまだベールに包まれている現在。謎を解くべく、期間中はボードを設置し情報収集することに。なお来年10月の正式公開に先立ち、施設名やどのように活用すべきかについてのアイデアも募っています。
一般公開は10月10日(土)から11月1日(日)の期間限定。見学申請は受付翌日には定員に達するほど大人気でした。今後は全面公開に向けて施設の整備が行なわれる予定。謎めいた地下施設が、新たな観光スポットに生まれ変わるかもしれません。
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