地下鉄は空港から主要観光スポットまで網羅し、初心者でも利用しやすい旅行の力強い味方。交通の便としての機能だけでなく、駅構内には無料で楽しめる文化施設も備わっていることをご存知ですか?
1号線鐘閣(チョンガッ)駅には、鍾路(チョンノ)エリアのランドマーク・普信閣(ポシンガッ)に掛けられている鐘の模型がディスプレイされています。1468年朝鮮王朝時代に造られ、現在は除夜の鐘としても活躍する鐘の経緯が紹介されており、小さな博物館のよう。
3・4号線忠武路(チュンムロ)駅には公共メディアセンター「オ!チェミドン」があり、気軽に書籍やDVDを鑑賞できます。新鋭作家の展示会を開催している他、併設のミニシアターではハリウッドからインディーズまで各種映画の上映も(開館:日曜・祝日を除く11~20時)。
3号線景福宮(キョンボックン)駅の壁面には、鶴や亀など不老長寿の象徴を描いた「十長生図(シッチャンセンド)」が模られ、正宮・景福宮に相応しい荘厳とした雰囲気。構内のソウルメトロ美術館では個展からコンクールまで大小様々な展示会が開催されます。
3号線安国(アングッ)駅6番出口へと続く通路には、芸術家と市民168人が仁寺洞(インサドン)をテーマに描いた長さ10mのタイル壁画が飾られています。伝統家屋・韓屋(ハノッ)が並ぶ景観や詩など風情たっぷり。旅行の際には駅ナカにも注目してみてはいかがでしょうか。
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