暦の上では夏の終わりを意味する「処暑」が過ぎたものの、まだまだ暑さが続くソウル。タンパク質やビタミンが豊富で夏バテ予防にもってこいの海鮮と活気溢れる市場を楽しめるスポット「鷺梁津(ノリャンジン)水産市場」に訪れてみました。
1階は個人経営の魚屋が集まり、独特な潮の香りが漂います。高級魚から庶民的な魚、貝類、海老など韓国内外で獲れた150種類以上の海産物がずらりと並び、魚を購入すると目の前で素早くさばく様子を見ることができます。
獲れたて、さばきたての海の幸は新鮮なうちにいただくのが一番!地下1階から地上2階には専門食堂があり、薬味などの基本料金(1人分約3,000ウォン)や調理代を支払えば持ち込んだ食材をその場で堪能できます。
「鷺梁津水産市場」の魅力は、ソウルにいながら賑やかな水産市場のムードと鮮度の良い海鮮を味わえること。「安くして下さい(カッカジュセヨ)」など簡単な韓国語を覚えて価格交渉に挑戦してみるのも、市場ならではの楽しみです。
なお地下鉄1・9号線鷺梁津駅一帯は地域活性化の一環で、駅前にある「鷺梁津水産市場」は今年10月頃に隣の新設ビルへ移転し、跡地はリゾート施設へ。年末には駅と予備校街を結ぶ古い歩道橋が撤去され横断歩道に変わるなど、新たに生まれ変わる予定です。移転間近の情緒ある市場で、活気とグルメを満喫してみては?
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