先日最高気温が35度を超え、今夏初の猛暑注意報が発令されたソウル。今日は暑気払いで滋養食を食べる韓国版土用の丑の日・伏日(ポンナル)の1日目(初伏、チョボッ)とあり、参鶏湯(サムゲタン)専門店前には雨にも関わらず長蛇の列ができました。
若鶏のお腹にもち米や高麗人参、栗などを詰めて長時間煮込んだ参鶏湯は、ほろりと崩れる柔らかいお肉と優しい味のスープがポイント。特に「土俗村(トソッチョン)」は、故盧武鉉(ノ・ムヒョン)元大統領も通った人気店です。
一口に参鶏湯といっても、ノーマルなものから変りダネまで様々。香ばしいエゴマの粉をふんだんに使ったエゴマ(トゥルケ)参鶏湯は、とろりとコクのあるスープが病みつきになります。ビタミン豊富で、強い紫外線などで肌が荒れやすい夏にぴったり!
烏骨鶏湯(オゴルゲタン)は滋養強壮に良いとされ食欲不振の時にもってこい。値段は若干割高ですが、栄養価が一般の鶏の倍以上と言われており、チャレンジしてみる価値あり。
一方、酢鶏湯(チョゲタン)は酢とからしで味付けされた冷たい鶏のスープにきゅうりなどが入っており、さっぱりといただけます。
照りつく日差しや蒸し暑さで夏バテを感じたら、鶏のスープで元気をチャージしてみませんか?
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