ソウル4大古宮では7月の1ヶ月間、無料開放イベントを行なっています。朝鮮時代に王の政務と生活の場であった景福宮(キョンボックン)では、香遠亭(ヒャンウォンジョン)(写真下)など風情豊かな景色が楽しめます。
景福宮の離宮として建てられた昌徳宮(チャンドックン)は、朝鮮王朝の生活様式や思想などが窺える空間。4万3千平方メートルの広大な敷地内は美しい自然と建築が調和し、ユネスコ世界文化遺産にも登録されています。
昌慶宮(チャンギョングン)は、1418年に朝鮮王朝第4代王・世宗(セジョン)が退位した父・太宗(テジョン)のために建てた場所。長い歴史の中で不運な損傷に度々見舞われましたが、1980年代に復元され昔の姿を取り戻しました。
朝鮮王朝最後の王が暮らした徳寿宮(トクスグン)は韓国と西洋の建築様式が共存しており、近代文化を垣間見ることができる唯一の古宮。ソウル市庁に隣接し、徳寿宮の石垣に沿って伸びる散策路・トルダムキル(写真下)と合わせて市民の憩いの場となっています。
4大古宮とともに、朝鮮王朝歴代の王と王妃の位牌が安置されている宗廟(チョンミョ)(写真上)と王家の墓・朝鮮王陵(チョソンワンヌン)も7月中は無料で観覧できます。本格的な夏休みシーズンに突入し、文化施設を含め各地で様々なイベントが行なわれています。
|