ソウル最後の「タルトンネ」に行ってみよう

きつい斜面に古い家屋がびっしりと並ぶ「タルトンネ」。貧しい人々が集まって住みはじめたという町は韓国ドラマにもよく登場します。都市の再開発などで徐々に減りつつあるタルトンネですが、城北洞(ソンプットン)に「ソウル最後のタルトンネ」と呼ばれる町が残っています。

地下鉄４号線漢城大入口(ハンソンデイック)駅３番出口から出発するマウルバス３番に揺られること約15分。終点駅にあるのがそのタルトンネ「北井(プッチョン)マウル」です。マートの横にある手作り感溢れるバス停留場が目印。住民たちがなごやかに集っています。

1970年台の韓国の街並みが残る北井マウルは、階段や傾斜のきつい細い上り坂に古い住宅が密集。まるで迷路のようにつながる路地ひとつひとつに、味のある風景が広がっています。

昔ながらの理髪店やきれいに花が植えられた家など、まるでタイムスリップしたような景色が続く一帯。人々の素朴な暮らしが溶け込む静かでのんびりとした街は、韓国の写真好きたちも注目しています。

北井マウルのすぐ横には、600年の歴史を誇るソウル城郭が伸びており、韓国の伝統と暮らしが感じられる雰囲気。その独特な町並みをのぞきに、北井マウルを訪れてみてはいかがでしょうか。