今日はいよいよ2015年度大学修学能力試験、略して「修能(スヌン)」の日。今年もまた、大学進学をめざす受験生たちの長い長い1日が始まります。
例年修能当日は特に冷え込むため「修能冷え(スヌンチュウィ)」とも言われる韓国。今年も例に漏れず、全国的に零下近くまで落ち込む厳しい寒さとなったため「修能寒波(スヌンハンパ)」という新しい言葉まで。ソウルでは最低気温が-2度、最高気温は6度という寒さです。
しかし校門前ではその寒さを吹き飛ばすかのように、毎年恒例の後輩たちによる応援合戦が行なわれていました。ホイッスルを吹き鳴らしながら踊って声援を送る一際目を引く学生たちも!
今回の修能試験が終わると、高校2年生たちはすぐに来年の修能の準備に入ります。一年後の自分たちの姿と重なるのか、応援する側も自然と力が入ります。
交通渋滞を無くすため、政府は警察庁と連携して試験会場半径2km以内の幹線道路に警察官を集中配置。受験生が利用する車両が優先的に移動できるよう取り計らいます。他にも臨時の停留所を設けるなどし、受験生を最優先で会場まで送り届けます。
試験開始時間は8:40ですが、入室は8:10まで!これからの将来を大きく左右する試験だけに、遅刻しそうな生徒たちをバイクで送り届ける一般市民たちの姿も毎年見られます。
修能は受験生本人のみならず、保護者にとっても特別な日。わが子の努力が実るよう、校門では多くのオモニが寒い中必死に祈ります。
修能は英語、国語、数学、社会・科学・職業探求、第2外国語・漢文の計5領域の試験からなり、今日の17:00まで行なわれます。成績は20日後の12月3日に発表。無事よい結果が出るよう、がんばれ受験生!
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