韓国の伝統が感じられる観光スポット・仁寺洞(インサドン)に、先週17日、ショッピングモール「仁寺洞 マル」が誕生しました。7階と4階建ての2つの棟に、韓国伝統の雑貨、ファッションアイテムなどのショップやアートホール、博物館を備える複合文化空間。メインストリートの脇道に突如現れた注目のビルの中をのぞいてみましょう。
吹き抜けの洗練された空間には約60のショップが並びます。韓国の伝統工芸をベースにした雑貨やチマチョゴリ(韓服、ハンボッ)を現代風にアレンジした改良韓服、アクセサリー、革製品、オーガニック食品まで店舗の種類も幅広く、外国人観光客はもちろん若い女性たちやカップル、家族連れも数多く行き交います。
「仁寺洞の中の本当の仁寺洞」というコンセプトを掲げている「仁寺洞 マル」。入店ブランドは、事前の審査で「MADE IN KOREA」にこだわって選抜された注目ショップばかり。各店の看板は、仁寺洞エリアの景観保存ルールにのっとり、すべてハングルで制作されているのも特徴です。
屋上には仁寺洞の街並みを見下ろせる庭園も。買い物袋を手に休んでいる人たちの姿がちらほら。きれいに澄んだ秋の青空を眺めながら、都会の真ん中で一息つくのにぴったりです。
ショップ以外にもカフェや展示場、キムチ博物館などの施設があり、ショッピングから観光まで十分に楽しめる「仁寺洞 マル」。道を挟んだ向かいにはいまや仁寺洞のランドマークとなった「サムジキル」も。二つのモールをはしごしながら、美しい伝統品を眺めたり韓国らしいおみやげ選びをたっぷり楽しんでみてはいかがでしょうか。
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