街並みと一体化しながら都心部を囲むソウル城郭。600年前の朝鮮時代に建設された当時、現在の首都ソウルは漢陽(ハニャン)と呼ばれていたため「漢陽都城(ハニャントソン)」という名称でも知られています。
世界の首都に位置する城壁の中でも長い歴史を有し文化遺産として価値も高い漢陽都城。去る7月末、そんな漢陽都城の歴史を紹介する博物館が、旅行者にもおなじみの人気エリア東大門(トンデムン)に開館しました。
東大門城郭公園内のソウルデザイン支援センター1~3階にある博物館。1階は企画展示、2階は都城保存センターと学習室、3階は常設展示室となり、建設開始当時の地図や城壁に用いられた石材などの遺物をはじめ、数多くの資料が展示されています。
貴重な遺物が並ぶ中、ユニークなアイディアで一際目を引いているのがレゴブロックを使って現在のソウルの街並みや昔の城壁建設過程を再現した展示品。映像や模型を使った展示も豊富なので、韓国初心者や家族連れでも、興味を持って学べるでしょう。
博物館は3階が入口。入口前で景色を見下ろすとソウル4大城郭門の一つ「興仁之門(フンインジムン)」の姿も。博物館の入場料は無料、観覧時間は9:00~19:00。ショッピングの合間などに訪れてみれば、今までと少し違ったソウルが見えてくるかもしれません。
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