ソウル西部・上岩洞(サンアムドン)のデジタルメディアシティ(DMC)は、韓国の名だたるテレビ局らが1980年代から続いた汝矣島(ヨイド)エリアの社屋を後にし続々と移転している新しい街。今月初めには、その巨大さからランドマーク的存在になるとも言われるMBC新社屋がついに完工、その全貌を明らかにし、ホットなエリアとしてますます注目を浴びています!
MBC新社屋は総面積15万平方メートルとサッカー場20個を集めたほどの規模で、汝矣島と一山(イルサン)エリアの旧社屋を合わせてもその広さは桁違い。デザインはスタイリッシュに生まれ変わり、「ショー!音楽中心」などK-POP番組が収録される公開ホールは376席規模で新設。広場ではハリウッド映画「アベンジャーズ2」の撮影も行なわれました。
また、韓国では法律で建築費用の一定比率を美術品設置に使用することになっているため、敷地内では約10億ウォン相当の芸術作品群を見ることができます。小学校以上の非営利団体に限り、新社屋の見学も可能です(10~30名催行、約40分所要、10日以上前に要予約、団体名・団体長の職印が押された公文必要)。
新社屋の前に広がる「スターパーク」には、俳優や歌手など韓流スターのハンドプリントが多数!また、大通りを挟んで新社屋の真裏にある京義線(キョンウィソン)沿いには、韓国スターたちの名前を冠した「スターの森」が植林事業会社ツリープラネットとファンたちの募金によって造成されており、韓流ファンは合わせて散策するのも良いでしょう。
他にもデジタルメディアシティには、K-POP番組「Mカウントダウン」などで知られるエンタメチャンネルMnetを有するCJ E&M(写真左上)、ニュース専門チャンネルYTN、ソウル放送SBS、韓国放送KBSもすでに移転完了している状態。今年中には、総合編成チャンネルJTBCやTV朝鮮、チャンネルAなども開館予定で、DMC時代の幕開けが近づいています。
おしゃれなカフェやグルメ店も増え、周辺も徐々に活気づいてきています。韓国メディアと韓流の新天地としてこれからの発展が予想されるデジタルメディアシティ。空港鉄道弘大入口(ホンデイック)駅と金浦(キンポ)国際空港駅からそれぞれ1駅なので、一度訪れてみてはいかがでしょう。
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