韓国にもアパートや一戸建てなど様々な住居が存在しますが、人々はひとつの住まいに平均何年ぐらい住むのでしょうか?最近ソウル市の研究機関が発表した調査結果によると、ソウル市民の場合5年未満が51%と最も多いことが明らかになりました。
この結果には、まとまった保証金を払う代わりに月々の家賃が不要な「チョンセ(伝貰/専貰)、月々家賃を支払う「ウォルセ(月貰)」という韓国独特の賃貸制度が関係しています。
チョンセとウォルセ、どちらも契約期間は1~2年が一般的で、契約満了と共に次の住まいを探す人が大部分。比較的短期間で引っ越す人が多いため、街のあちこちに不動産屋があり、特にアパート団地周辺では不動産屋が軒を連ねる光景も見られます。
週末ともなると住宅街では引越しが行なわれている様子もよく目にします。引越し業者の数も多く、また運送のみや搬出搬入から後片付けまでパックになったものなど、サービスも多様です。
調査では30歳以下の居住期間が2年と最も短いことも明らかに。独身や若い夫婦向けに家電が備え付けの物件が一般化していたり近頃は坪数の小さい家の賃貸料が上昇傾向にあります。韓国ならではの住宅事情、平均居住年数からもその一面が垣間見られますね。
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