5月は大型連休や記念日・イベントが目白押しの韓国。なかでも「宗廟大祭(チョンミョデジェ)」と「燃灯祝祭(ヨンドゥンチュッチェ)」は1年に一度しか見られない貴重な行事のため、海外からもたくさんの観光客が訪れます。
5月4日(日)に世界遺産「宗廟(チョンミョ)」で行なわれる「宗廟大祭」は、神を迎え・もてなし・見送るという朝鮮王朝王室の祭礼儀式。祭礼に参列する人は数百人にのぼり、朝鮮時代から長い年月を経た現在も規模を変えることなく受け継がれています。
見どころは19人の王とその王妃の位牌が安置されている正殿(チョンジョン)で行なわれる儀式や、韓国の伝統楽器で奏でられ、無形文化遺産にも指定されている「宗廟祭礼楽」。ピンと張り詰めた緊張感の中、粛々と行なわれる儀式は圧巻です。
4月25日(金)から5月11日(日)にかけては、釈迦の生誕を祝うイベント「燃灯祝祭」がソウル市各地で開催中。釈迦誕生日当日の5月6日(火・祝)には、鍾路(チョンノ)の曹渓寺(チョゲサ)や江南(カンナム)の奉恩寺(ポンウンサ)を始め、全国の寺院で法要式が行なわれます。
いずれも韓国で最大規模とされている行事。旅行予定の方はこの機会に韓国の伝統文化に触れてみてはいかがでしょうか。なお、旅客船沈没事故の影響により一部イベントの縮小や内容が変更される場合もありますので、最新の情報をご確認の上お越しください。
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