ソウル中心部から地下鉄で1時間弱の「安養(アニャン)芸術公園」。山の中腹にあり自然に囲まれた園内には、各国の著名な芸術家の作品約50点が点在しています。韓国の建築単位「坪」からヒントを得た「1坪タワー」は1坪の部屋がバランスよく積み重なっている作品。
円柱形をした大きな造形物は「リボルバー」というタイトルがついたドイツ人芸術家の作品。拳銃を模したもので、カラフルなアクリル板越しに外を眺めると、まるで違う世界を覗いているような感覚に。円柱の中にはベンチがあるので休憩にもぴったり。
「安養展望台」はオランダの建築家集団MVRDVの作品。いびつな等高線を形どったスロープを上っていくと、いつのまにか頂上に。自然豊かな公園の全景はもちろん、安養市街地を360度見渡すことができます。
韓国人・コンゴ人芸術家による「動物たちの世界」ゾーンは、ふたつの動物を組み合わせた新種生物がコンセプト。自然と調和するように木々の間にそっと隠れています。哀愁漂う目が特徴のシマウマと鳥の合体動物は、見れば見るほど不思議な作品。
園内は広く急勾配の場所も多いので、本格的に作品鑑賞をしたい方は運動しやすい格好で来園を。緑いっぱいの中、家族連れやカップルで触れて遊べる芸術体験をしてみてはいかがでしょうか。
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