散策コースとして韓国人をはじめ外国人にも人気のソウル城郭。その一部である光熙門(クァンヒムン、史跡第10号)はこれまで立入禁止でしたが、今月17日から何と39年ぶりに門が開放!一般人が門の中を通れるようになり、ソウルの新しい観光地として再発進しました。
光熙門は、1396年に崇礼門(スンネムン、南大門)と興仁之門(フンインジムン、東大門)の中間地点に建造された朝鮮王朝都城の四小門の1つ。近現代には何度かの改築、再建、修復を余儀なくされる波乱万丈の運命を辿りました。2012年からのソウル市の観光資源化整備事業により周辺の歩道が拡張され、また門・城郭のさらなる補修を経て、一般開放に。
門の天井に描かれているのは、2匹の龍。鮮やかな色彩と独特の絵柄は、訪問客たちの目を楽しませてくれます。光熙門はかつて、南山(ナムサン)を通って漢江(ハンガン)につながる道として知られ、また葬列がしばしば通る道でもあったとされます。
なお、2階の門楼内部には、ソウル市中区が運営する文化遺産探訪プログラムに申し込むと入ることができます(希望日の3日前までに中区ホームページにて申請、要無料会員登録、外国人は韓国在住者のみ加入可)。
光熙門は、年中無休・24時間開放されています。地下鉄2・4・5号線東大門歴史文化公園駅から徒歩4分とアクセスしやすく、興仁之門からソウル城郭を辿って行くこともできるので、ソウルの新たな観光名所として旅行計画に加えてみてはいかがでしょう。
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