真っ赤な唐辛子を原材料に使い、見るからに辛そうな色のキムチやコチュジャン。お土産に買いたくても辛さが分からず、買おうかどうか悩んだ経験がある人も多いことでしょう。
実はそんな声は外国人だけでなく韓国国内にもあり、消費者団体や専門家などによって唐辛子やキムチの辛味について標準化が検討されてきましたが、2013年12月31日に産業規格(KS)の一部が改定され、等級の表示方法などが確定・公示されました。
これまで一部の企業に採用されていたGHU(Gochujang Hot taste Unit)という単位は英語表記の不備などから分かりにくさが指摘されていましたが、今後は加工食品の原材料1kgあたりに含まれるカプサイシンの量が基準(mg/kg)となりました。
辛さの等級はコチュジャンなどの唐辛子製品が5段階、キムチは3段階に分かれています。製品の大きさにより表示スペースは限りがあるためマークは数パターン用意されています。辛味の程度は見て分かるようになっていて、数字が大きいほど辛いことを意味します。
表示は2年の猶予期間を経て義務化される予定で、今後はラーメンやソース、菓子などの辛味も標準化が進められるとのこと。好みに合わせて選べる時代はもうすぐそこです。
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