延世(ヨンセ)大学と地下鉄2号線新村(シンチョン)駅をつなぐ、「名物通り(ミョンムルコリ)」こと延世路(ヨンセロ)。ソウルきっての学生街の中心らしくこれまで大変混雑する道路でしたが、ついに今月、新しい姿へと生まれ変わりました!
車道は基本的にバスと緊急車両のみ通行可能という、歩行者中心の「公共交通地区」に指定されたのです(午前0時~4時までタクシーも可)。約4ヶ月にわたる大々的な工事を経てガラッと一新した通りの様子を見てみましょう。
もっとも目を引く変化は、これまで4車線だった車道が2車線に狭まったこと!その分、流動人口に対して狭すぎた歩道が大幅に広がりました。
街路樹をはじめ、歩行者の通行に不便をきたすスタンド看板は撤去。視界が開けた雰囲気で、ぐっと歩きやすくなりました。
工事によって169個の看板もすべてリニューアル。古びた建物は塗装され、かつて交差点だった場所は横断歩道が消え完全な歩道に変身しました。
その昔「文学の通り」として名をはせた延世路を取り戻そうという意味で、歩道には小説家趙廷来(チョ・ジョンネ)や詩人金南祚(キム・ナムジョ)ら韓国を代表する作家15名のハンドプリントも設置。
ごみごみとしていた街並みがすっきり整備され、新たな一歩を踏み出した新村。こうした歩行者優先の道路再造成事業は今後も行なわれる予定で、江南(カンナム)エリアのアウトレットタウン・文井洞(ムンジョンドン)ロデオ通りなど9ヶ所が整備候補となっています。
|