午年の2014年。景福宮(キョンボックン)の敷地内にある国立民俗博物館では、午年にちなみ、馬の作品だけを集めた特別展「力強い疾走、馬」を開催中。馬をテーマにした絵画や古代の発掘品など、60点以上を無料で観覧することができます。
韓国では昔から、馬は指導者の誕生を知らせる神の使い、また死者の魂を乗せてあの世まで連れて行く魂の引導者と言われてきました。
特別展では、青銅器時代のものとされる馬の骨や朝鮮時代に描かれた馬の絵画に至るまで、貴重な品々がずらり。三国時代初期につくられた馬の形をした土器など、かわいらしい作品にもお目にかかれます。
また、韓国で1970年代に流行した子ども用の馬の四輪車や「馬のように健脚に」というコンセプトを掲げる韓国の靴メーカー「馬印(マルピョ)」のゴムシン(ゴムでできた伝統靴、写真左下)など、韓国人の生活に密着した馬アイテムも。
体験型の展示も見逃せません。壁に映し出された馬のアニメーションは、タッチパネルに触ると動く仕組み。馬を身近に感じられる仕掛けが子どもたちにも人気です。
特別展は2月17日(金)まで開催。日本では、馬の獣医から王の主治医になった男の人生を描いた韓国の人気ドラマ「馬医(マウィ)」も放送中なので、特別展と合わせて楽しむのもいいでしょう。午年にはぜひ、12年に一度の馬展に足を運んでみてください。
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