韓国では「超微細粉塵」と呼ばれ、黄砂同様、招かれざる客として人々を悩ませている「PM2.5(微小粒子状物質)」。ソウル市では本日から、「超微細粉塵注意報予備段階」の発令制度がスタートしました。
注意報はPM2.5の時間濃度の平均が80マイクログラム(1立方メートルあたり)を超える状況が2時間続いた場合に発令されますが、注意報の基準よりも低い60マイクログラムを超えた場合にも「注意報予備段階」が発令されることになりました。
発令情報は、ソウル市内の街角にある大気環境電光板などを通じて発信。また、市民大気環境情報ホームページから登録すれば、メールでの受信も可能です(韓国語)。また、12月からはより目につきやすいバス停留所の電光板でも情報提供される予定です。
外出時の対策としては、やはりマスクが一番。日本と比べPM2.5対策としてマスクを使用する人が少ない韓国ですが、薬局やマートでは防塵マスクや黄砂用マスクを購入可能。不安な方は日本からPM2.5用のマスクを持参するのがいいでしょう。
のどの痛みや目のかゆみを引き起こす原因となるPM2.5。外出の際はマスクを着用したり、注意報発令時は屋外での長時間の行動は控えるなど、旅行中でも十分な対策が必要になりそうです。
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