今日は2014年度の大学入学を志望する学生が全国で一斉に試験を受ける大学修学能力試験、略して修能(スヌン、日本の大学入試センター試験に相当)の日です。
「修能チュウィ(寒気)」という言葉があるように、冷えが厳しくなり始めるこの時期。今年の修能は立冬にあたり寒さが心配されていましたが、ソウルの天気は受験生を味方した様子。
市井の人々も受験生をサポート。公共団体や一部の企業では出勤時間を1時間ずらし、地下鉄やバスを利用する受験生に配慮していました。
未来の受験生たちは「ウンダッパラ(応答せよ)」と人気のドラマタイトルをもじったプラカードを掲げ大きな声援。外国人観光客も思わずカメラのシャッターを押していました。
ヒットソングの替え歌を歌いながら懸命に楽器を打ち鳴らす応援団も。必死の応援に、緊張で表情がこわばる受験生にも軽い笑みがこぼれていました。
試験会場に遅刻しそうな学生は警察や軍隊の車両が緊急搬送。海外にも知れわたっている光景は今年も見られ、多くの学生がサイレンと共に会場に駆け込んでいました。
仁寺洞(インサドン)近くの「曹渓寺(チョゲサ)」でも恒例の合格祈願が行なわれていました。わが子の健闘を祈る親の思いは切実です。
映画館や美容院などでは修能に前後し、受験票を見せると料金が割引になるプロモーションを展開。韓国の秋の一大イベントをマーケティングに活用していました。
さあ憧れの大学でキャンパスライフを送る夢はかなうのか。天王山の戦いは今日の17時まで、個別の成績発表は20日後の11月27日に行なわれます。受験生、ファイティン!
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