ソウル市民の足であり、観光の際の便利な交通手段でもある地下鉄。老若男女問わずたくさんの人々が乗車するだけに、ソウルの地下鉄ではより快適な利用をめざすべく様々なキャンペーンが行なわれています。
地下鉄5~8号線を運営する都市鉄道公社では、韓国政府が定める「妊産婦の日(10月10日)」まで、妊娠中の女性に配慮を求める広報キャンペーンを実施中。車両両端にある優先座席にはポスターが張られ、一部車両には中央にも優先座席が配置されています。
また、外見からは妊婦であることが分かりづらい妊娠初期の女性のため、妊娠中であることを知らせるマーク付カードケースも無料配布中。5~8号線の駅構内にある顧客案内センターで受け取れます(韓国の母子手帳の提示が必要)。
利用者が少ない時間帯は車内の冷房が効きすぎて肌寒いことも。5~7号線ではそんな声を受け、4・5番目の車中温度を2度高く設定。同じ車両でも冷房設備から離れた中央部分は約2度温度が高いことを知らせる案内ポスターも掲示されています。
他にも人気キャラクターを起用してエスカレーターの安全な利用を呼びかけたり、駅構内のモニター画面でマナー向上を促したり、様々な取り組みが行なわれているソウルの地下鉄。より利用しやすい地下鉄に向けて日々進化中です。
|