ソウル東南部、オリンピック公園のある夢村土城(モンチョントソン)駅付近の江東(カンドン)区住民センターで、最近新しい試みが始まり話題となっています。その名も「野良猫専用給食所」。
ゴミ捨て場でゴミをあさる野良猫たちを巡るトラブルが後を絶たない韓国。周辺住民の苦情を解決するため、江東区では区内の住民センター18か所に野良猫専用の給食所を設け、都市の美化に努めています。
分別回収が本格化してから、どんどんきれいになっていくゴミ捨て場。住民の視線が気になり、猫たちにエサを与える人も減っているそう。なかなかエサにありつけなくなった野良猫たちは生存に必死です。
そんな野良猫たちのオアシスとして設けられた給食所では、江東区がエサ代を負担し持続的に供給。猫好きなボランティアの人々が管理を行い、誰でも気軽にエサを与えられる空間として運用されています。
住宅街でひっそりと生きる野良猫たち。小さい関心から猫たちの生命を救うことができます。環境問題の解決にもつながる「野良猫専用給食所」、今後ソウル市内のあちこちに増えていくかもしれません。
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