水産市場があることで有名なソウル南西部の鷺梁津(ノリャンジン)は、国家試験対策の予備校が集まる地域としても知られるエリア。駅周辺の繁華街には小腹を満たせる屋台が数多く並び、一日中たくさんの若者で賑わいます。
屋台街の名物は、コッパッ(カップ飯)と呼ばれるボリュームたっぷりのカップ入りごはん。若者が好むソーセージやハムなどがトッピングされたアツアツのビビンバ(2,000~3,000ウォン)が人気です。
毎日通っても飽きない、豊富なメニューも若者たちをひきつける魅力のひとつ。韓国料理だけでなく、パッタイ(タイ風焼きそば)やフォー、手作りハンバーガー、さらにはデザートのアイスワッフルまでそろい、どれも3,000ウォン程度。
屋台の醍醐味は、その場で調理した出来立ての料理が食べられること。また、店主との会話も楽しみのひとつで、ソウルに出てきて試験勉強に励む若者たちにとっては、お母さんのような存在です。
一方で、近隣飲食店の売上が減少するという理由から、今年1月には行政により一部店舗が撤去されるという出来事も。しかし今なお鷺梁津駅3、4番出口付近には約50の屋台が集まります。時間も食費もやりくりしたい、若者に人気の屋台メシを味わってみませんか。
|