古くから衣類を包んだり、食卓にかぶせたりする布として使われてきた韓国式パッチワーク「ポジャギ」。カロスキルの「ギャラリーYEH」では、「幾何学模様に込められた女性たちの思い」をテーマにした展示会が開かれています。
ポジャギの特徴は、色使いの鮮やかさ。遠くからでも目を引く模様は、現代の韓国人、特に若い女性たちにとっては新しくもどこか懐かしく、胸に響くデザインとして感じられます。
展示品の中には100年以上前のポジャギも。ひと針ひと針、思いを込めて縫われたポジャギ。近くに寄って見ると、昔の女性たちの息遣いが伝わってくるようです。
麻やシルクを使ったカラフルなポジャギだけでなく、落ち着いた素朴な色合いのものも見られ、また違った趣きが感じられます。
生活の中の芸術作品ともいえるポジャギの展示は1月23日まで開催、観覧は無料。平日10:00~19:00(土曜は18:00まで)、日曜祝日は休館です。静かなギャラリーで、少し前の時代の生活に思いをはせてみませんか。
|