毎年の恒例行事、「キムジャン」(キムチ作り)のシーズンがやってきました。今年は例年よりも早く寒さが到来したこともあり、ソウル市内の市場では野菜の買出しを急ぐ人々の姿があちこちで見られます。
夏の台風被害の影響で、キムチのメイン材料である白菜と大根は昨年より出荷量が減っているうえ、価格も上昇しているそう。需要が増えるこの時期に合わせて、農林水産食品部はFacebookに「Smart Kimchi」というページを作成し、消費者同士がキムジャン関連情報を共有できるようにしています(韓国語のみ)。
家の外ではキムジャン準備の真っ最中。こんなに大量の白菜を洗って、切って…。 寒い中、重労働にも関らずもくもくと作業をこなすアジュンマ(おばさん)のパワーに感心してしまいます。
切った白菜を一度塩漬けし、白菜の葉1枚1枚に薬味をもみこんで完成!常温で1日寝かせてから、タッパーに小分けしてキムチ冷蔵庫に入れるのが、家庭での一般的な保存方法です。
キムジャンに適しているのは最低気温が0度前後、一日の平均気温が4度以下の日と言われています。気象庁によると、ソウル地域のキムジャンのピークは今週末頃だそう。おいしいキムチを作るため、週末は家族総出でキムジャンを行う家庭が増えそうです。
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