いよいよやってきた韓国のセンター試験「スヌン(大学修学能力試験)」当日。受験生を試験会場に送り届けるため、早朝から臨時バス停の準備も万全です。
日本のセンター試験は大学で行われることが多いですが、韓国では高校が受験会場。たくさんの後輩の声援に見送られて、続々と受験生が会場に向かっています。
全国一斉にスタートする「スヌン」。今日はどこの高校でも、正門前にたくさんの後輩や保護者がつめかけ、プラカードや拡声器で応援し続けています。
こちらはソウル市内の女子高の校門前。人気のファミリードラマ「棚ぼたのあなた(ノンクルチェ クルロオン タンシン)」をもじった面白い応援ボードもありました。
時間に余裕をもって到着した受験生たちは、受験番号と照らし合わせながら試験会場の教室を確認。試験を直前に控え、表情はちょっと緊張ぎみ。
受験会場の熱気を伝えるため、各テレビ局のクルーも生中継で「スヌン」の様子をレポートしています。
パトカーに誘導され、バイクに乗った受験生も試験前に無事到着。遅刻しないように、警察車両も総動員で受験生をバックアップします。
猛ダッシュで会場に滑り込む受験生も!試験開始は8時40分からですが、教室には8時10分までに入室しなければ、試験が受けられなくなってしまいます。
受験生が会場に向かう頃、仁寺洞(インサドン)にある曹渓寺(チョゲサ)は、子どもたちの合格を祈るオモニ(お母さん)たちでいっぱいです。
受験票を前に置き、一心不乱に祈るオモニ。受験生にとっても、保護者にとっても、今日は特別な決戦の日なのですね。良い結果が出ますように…。
言語、数理、英語、社会・科学・職業探求、第二外国語・漢文と、5科目の試験が行われる「スヌン」。全部の試験が終わるのは午後5時35分。長丁場の試験ですが、実力を出し切って、ガンバレ受験生!
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