朝鮮王朝末期の政治家・興宣大院君(フンソンデウォングン)の私邸として使われた、雲峴宮(ウニョングン)。敷地内にある特別展示室では、9月30日まで皇室写真展「雲峴宮の人々」が開催されています。
展示は興宣大院君をはじめ、彼の息子であり第26代王となった高宗(コジョン)などの写真20点あまりを公開。19世紀末の皇室の人々の貴重な姿を見られます。
展示室の横では常設の伝統衣装試着体験(有料)も。衣装を着たまま敷地内を散策することもでき、朝鮮時代にタイムスリップしたような光景にも出会えます。
また同じく雲峴宮では、今週末9月22日(土)に、高宗と明成皇后(ミョンソンファンフ)の結婚式である「嘉礼(ガレ)」の再現儀式が開催予定。伝統舞踊や仁寺洞(インサドン)までの行列も行なわれる、華やかな行事です。
さらに9月~10月の毎週日曜日には、国楽や舞踊など多彩なプログラムからなる「日曜芸術マダン」も開かれるなど、この秋は行事が盛りだくさんの雲峴宮。小さな古宮で、しばしの時間旅行を楽しんでみてください。
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