昨夜、韓国南方の済州島(チェジュド)を通過した台風15号「ボラヴェン」が、今日午後2時から3時頃にかけソウルに最も接近。強風が吹き荒れました。
ソウルの中心を流れる漢江(ハンガン)は水かさが増し、立ち入り禁止区域に。また、普段は散策客でにぎわう都心の清渓川(チョンゲチョン)も浸水の恐れがあるため入場禁止となりました。
数日前からその猛威が度々ニュースで報道されていたこともあり、事前に台風対策を行なう市民も目立ちました。アパートでは強風で窓が割れた場合に備えて、ガラスの飛散を防止するためテープや新聞紙を貼りつける住民も。
登下校時の安全を考慮し、ソウル市内のすべての幼稚園と小学校・中学校・高校は本日一斉休校。明日29日も学校長の裁量により臨時休校措置が取られることになりました。
雨量は予想程ではありませんでしたが、まさに言葉どおりの「暴風」を伴った今回の大型台風。ヘルメットを風に飛ばされてしまった清掃員のおじさん、コロコロ転がり続けるヘルメットを大慌てで追いかけます。
街中のゴミ箱には、強風にあおられ骨が曲がったり折れてしまったりして使い物にならなくなった傘が無造作に捨てられていました。
吹きすさぶ風で看板が揺れ、消防隊員が緊急出動する場面も。台風は北上を続けますが、明日朝方まで断続的に強い風と雨は続きます。ご旅行中の皆さんは、外出時はくれぐれもお気をつけください。
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