1926年に建築され、老朽化のため2008年から改装工事が進められてきたソウル市庁舎。旧庁舎の保存か解体かで市と文化財庁の対立を経て、旧庁舎正面部分を残すことで合意、今年5月に外装工事が終了してその姿を現しました。
その独特なフォルムから「津波を連想させる」といった批判的な意見と「未来志向的だ」という賞賛の意見とがいまだ拮抗している新庁舎。地下5階、地上13階建てでガラス張りのデザインは、市庁と目の前に広がるソウル広場をつなげたいという設計者の思いが込められています。
新市庁舎は「市民のための庁舎」と題し、多目的ホールや劇場など市民が活用できる空間が40%ほどになる予定。パク市長がツイッターを通じて「新庁舎では結婚式のようなイベントもするようにしますね」と市庁が市民に開放された空間であるという内容の発言もしたそう。
現在は内部工事とインテリア工事を進めているところ。8月末には工事が終了し、9月から引越の予定。公共業務だけでなく、市民のための空間となる新生ソウル市庁舎は今年の10月に公開予定です。
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