まだまだ続く円高ウォン安。たくさんの観光客でにぎわうソウル観光のメッカ・明洞(ミョンドン)の銀行には、最近両替だけでなく、ある目的で訪れる日本人旅行者が増えています。
その目的は、韓国ウォンでの預金。日本円をウォンに両替し、そのまま韓国の銀行に預けるのです。写真のハナ銀行明洞営業部では、パスポートがあれば旅行者でも口座開設が可能です。
韓国で預金をする一番の魅力は、なんと言っても日本より高い金利。韓国の銀行の金利は2012年6月現在、例えば1年満期の定期預金の場合、約4%。ゼロ金利といわれる日本とは大きな差があります。
6カ月や1年満期の定期預金に預け、満期を迎える頃に韓国を訪問、利息でショッピングを楽しむという人も。明洞のある銀行では、2010年69億ウォンだった非居住外国人の定期預金規模が今年2月に96億ウォンに急増したというニュースもあります。
魅力的に感じられる韓国での預金ですが、金利が良くとも為替変動のリスクが伴うこともお忘れなく。また、手続きは基本的に韓国語、口座開設の条件も各銀行および支店によって異なる場合があるため、事前に確認するなど注意も必要です。
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