約670mに及ぶイチョウ並木がトレードマークの、新沙洞(シンサドン)街路樹通り(カロスキル)。小さいながらおしゃれなファッションブティックやカフェ、レストランが集まり、ファッショニスタ御用達エリアとして知られてきました。そんなカロスキルに、とある変化が起こっています。
長年愛されてきたおなじみの店が、地価の上昇で次々と閉店、あるいは移転に追い込まれています。その跡地に居を構えるは大型ファッションブランドショップ。有名だったフラワーカフェ「ブルーム・アンド・グテ」(左)もついに閉店に至り、その場所に「LACOSTE」がオープンしました。
ほかにも「FOREVER21」(左上)、「ZARA」(右下)といったグローバルSPAブランドや、韓国の人気ファッションブランド「SPICY COLOR」(右上)、「SMILE MARKET」の大型ショップも出店。外国人観光客にも人気のスポットとして絶頂期を迎え、その姿が急ピッチで変わりつつあるようです。
一方カロスキルの周辺に伸びる路地、いわゆる「セロスキル」には、個人経営の小さな店が増加しています。コンセプトがはっきりした個性派のブティックやカフェが並ぶ様子はかつてのカロスキルを見るようで、じわじわと注目を集めています。大型店と個性派店という2つの魅力が共存し、新たな様相を見せ始めたカロスキルから、今後も目が離せません。
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