国立民俗博物館で恒例の、干支にちなんだ企画展。辰年の今年は「龍、夢を見る」というテーマで、龍にまつわる85点の絵画や民俗資料が展示されています。
みなぎる力で王の象徴として用いられた龍。歴史ドラマでもみかけるような王の衣服ですが、よーく目を凝らすと龍の刺繍が施されています。
一方、どこかコミカルなこちらも王に関連したもの。韓国の餅(トッ)も、かつて王に献上される際は龍の形に作られていたそうで、展示では模型で再現されています。
龍の展示になぜ鯉が?実は日本でもおなじみの「登龍門」という言葉の由来を表したもの。鯉が激流の川を上り龍になった、という中国の伝説が描かれています。
展示館の最後には、一風変わった龍の姿も。博物館が行なっている教育プログラムで、学生たちがつくった作品です。鮮やかな龍が力強く空に昇っていく姿に元気をもらえそうですね。
この特別展は2月27日まで開催中。また同館では再来週のソルラル(旧正月)を前に、15日~24日に「新しい始まり、幸せあふれるソルラル祭り」と題した企画も開かれます。あわせて足を運んでみてください。 関連記事: 国立民俗博物館
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