船舶移動のために造られた人工水路である運河。世界ではスエズ、パナマ、小樽運河などが有名ですが、去る29日、韓国にも漢江(ハンガン)と西海(ソヘ、黄海)を結ぶ運河「京仁(キョンイン)アラペッキル」が開通しました!
運河には遊覧船が就航。金浦(キンポ)空港近くのアラ金浦ターミナル(写真)から仁川(インチョン)市のアラ仁川ターミナルまで1時間30分で運航します。就航に伴い新設された、金浦ターミナル行きのバス6600番は金浦空港にて乗車可能。
京仁アラペッキルは、全長18km、幅80m、水深6.3mの人工水路。航路の途中には、水郷8景と名づけられたビュースポット(2012年5月完工予定)のほか、航路に沿ってサイクリングロードも造成され、アウトドア派の新たなお出かけスポットとして注目を浴びています。
遊覧船は10月末現在、金浦ターミナル~仁川ターミナル間の運航のみですが、来る12月にはソウルの汝矣島(ヨイド)を出発し、仁川へ向かう航路も開通予定。また、2012年5月までには、ドラマ「花より男子」のロケ地となった八尾島(パルミド)など西海上の島々に向かう船も運航予定です。
運河沿いはまだ工事中の箇所が多く、遊覧船は片道運航のみなど、運営面での充実は今後に期待ですが、河風を切って進む爽快感、河から海へ向かうワクワク感など、運河をゆく遊覧船ならではの楽しさも。穏やかな秋の景色を眺めながら、のんびり船に揺られてみるのも良さそうです。関連記事: 京仁運河(京仁アラペッキル)に遊覧船就航
|