ソウルの北部、三清洞(サムチョンドン)と北村(プッチョン)の間にある桂洞通り(ケドンキル)は、70~80年代の面影を残す味わい深い街。夏の午後、のんびりした時間が流れるこの街に訪れました。
地下鉄3号線安国(アングッ)駅の3番出口近くから「冬のソナタ」のロケ地として知られる中央高校までのレトロな街並み、ここがケドンキルです。食堂やお店、理髪店、銭湯などが昔ながらの姿であり、懐かしい雰囲気。この小児科は、開業以来から変わらない佇まいが可愛らしく、80歳になる先生が診療をつとめているそう。
庶民的なお店に混ざって、おしゃれなカフェなども点在。大手チェーン店などはなく、新しいお店も街に調和し、新旧が仲良く同居しています。
お年寄りの在住者が多いというケドンキルでは、人々の素朴な生活風景も垣間見る事ができます。荷物を一緒に運ぶハルモニ(おばあさん)の姿も微笑ましいですね。
通りからつながる路地には、韓国の伝統家屋、韓屋(ハノッ)の姿も望め、歴史に思いを馳せることができるでしょう。ケドンキルでゆっくりと穏やかなひとときを過ごしてみませんか?
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