日本統治時代に造られたソウル駅の旧駅舎が建築当初の姿に復元され11日から公開されています。90年近く前のモダンなルネサンス様式の建物が新たに大勢の旅行者の関心を集めています。
旧駅舎は地上2階、地下1階で、東京駅もほうふつさせる赤れんがの壁とドーム形の屋根が特徴。1925年に京城駅として建築され、2004年のKTXの開業で駅としての役目を終えました。
見所の1つが、今回初めて一般公開された元貴賓室。李承晩(イ・スンマン)や朴正熙(パク・チョンヒ)ら歴代大統領も使った部屋で、壁紙やカーテンは当時の写真を元に再現したそうです。
復元に伴い、名称を史跡番号にちなんだ「文化駅ソウル284」に変更。合わせて内部は文化活動の複合空間として活用することになり、現在は前衛芸術や国際報道写真の展示をしています。
9月末までは入場無料で、午前11時~午後8時(土日曜は9時)。10月以降は午後7時までで、小学生以上2,000ウォン、就学前1,000ウォンです。月曜休館。施設は近日詳細記事でお伝えします。
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