今日は初伏(チョボッ)!日本の「土用の丑の日」と似た「伏日(ポンナル)」の初日です。暑気払いにスタミナがつくものを食べようと、昼どきの食堂は大賑わいです。
伏日の定番料理といえば参鶏湯(サムゲタン。写真右)ですが、隣にあるものにも注目!こちらも隠れた滋養食、チュオタン(ドジョウ汁)です。
ドジョウはウナギの10倍のカルシウムを含有、かつ低カロリーという優秀食材。地方により作り方が異なりますが、ポピュラーなのが全羅南道(チョルラナムド)の南原(ナムォン)式。すりつぶしたドジョウを野菜とともに味噌で煮込みます。臭み消しにニンニクや山椒、エゴマの粉などの香味材料もプラス。
一方ソウル式のチュオタンは、ドジョウが丸ごと入ったピリ辛味。また慶尚北道(キョンサンプット)の安東(アンドン)では、ドジョウの代わりに名物の塩サバを使ったコドゥンオチュオタンが食べられます。
韓国語でドジョウを意味する「チュオ」は、「醜魚」ともいわれており、独特のビジュアルゆえか韓国でも敬遠されがち。でもチュオタンは臭みもなく驚くほどまろやかです。本格的な夏を前に試してみてはいかがですか? 参考記事: 伏日
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