6月6日は国民の祝日である顕忠日(ヒョンチュンイル)。国のために命を捧げた殉国兵士たちの護国精神と魂を追慕する日です。この顕忠日を3日後に控えた今日、ソウル顕忠院(ヒョンチュンウォン)に集まる面々がいました。
墓所に歩みを進める一行に強くなってきた初夏の日差しが注がれます。
到着したのは海軍の戦没将兵が眠る区画。お話を伺ったところ、海軍のOB有志で結成するグループによる追悼行事とのこと。
このグループでは顕忠日より2~3日先立ち、当日の人波を避けて行事を行うのが恒例だそう。朝鮮戦争やベトナム戦争、幾多の戦争で亡くなって行った戦友に、静かに祈りを捧げます。
顕忠日にあたっては太極旗の弔旗掲揚が促されているため街中のいたるところで太極旗を見ることができるでしょう。旅行で訪れる方にとっても、平和について考える一つのきっかけになるかもしれません。
関連記事: 国立ソウル顕忠院
|