滑らかなピーナッツ型のフォルムをしているのは、ソウルに先月お目見えした市内バス。実はこちら、一般市場でも開発が盛んな、環境に配慮したエコカー。電気を燃料にした電気バスなんです。
導入されたのは、Nソウルタワーや国立劇場など南山を循環する路線のうち一部車両。以前からある黄色い車体のバスに交じり5台の運行が開始されましたが、今後は市内に電気バスをさらに増やしていく計画だそう。
電気バス運行に連動して、Nソウルタワーでは今年1月より空気の清浄度を知らせるシステムをスタート。空気が一定以上澄んでいる日の夜には、ソウルタワーに青色の特別照明が灯り、エコ度を市民に伝えるそうです。
一方で最近話題となっているのが、この冬ならではの切実な「エコ」。強い寒波に見舞われてエネルギー使用が急上昇した今季、政府は電力需給難に備えた対策案を発表。24日から来月末まで、各方面で集中的な実施が開始されました。
それに伴い、地下鉄1~4号線と、京義(キョンイ)線や一山(イルサン)線など首都圏近郊電鉄は、午前10時から正午まで列車の運行本数を縮小。その他の地下鉄路線でも車内暖房を弱くするなどの動きがとられています。
また百貨店や大型ショッピングセンターといった、大きな電力を使用する建物もエネルギー節約に協力。室内の暖房温度を常時20度以下にする方針がとられています。街をあげてのこうした様々な動きが、目に見える成果につながっていくと嬉しいですね。
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