1年で昼が最も短く夜が長い「冬至」。2010年は12月22日になりました。日本ではユズ湯に入ったり、カボチャを食べたりする風習がありますが、韓国では何を食べるのでしょう。その食べ物を白いお椀に入れてふるまっているところです。
女の子がそれを食べている場面。少し小さくて分りにくいかもしれませんが、お椀の中はあずき粥(パッチュッ)です。これを食べる風習は中国から伝わったものとされます。
エプロン姿の女性が作っているのは、あずき粥の中に入れる白玉団子。年の数だけ食べると1年間無病息災といわれますが、大人は大変。外国人女性らも興味深げに見つめていますね。
ところでこの女性が今、口にしているのは、一緒に配られたもう一つの食べ物です。赤い色なので気づくかも知れませんが、そうキムチ。温かいあずき粥と合うのか、キムチを付け合わせるのはソウルでは定番といいます。
毎年これらをふるまっている会場の南山コル韓屋マウルは、こんなに大勢のにぎわい。ソウルの風物詩として定着しています。年の瀬の寒いソウルで、ちょっと温まるひと時ですね。
1年で最も短い昼の陽だまりを満喫するようにあずき粥を食べる女性たちもいました。同所では韓国の伝統文化を体験するツアー「美秀茶(ミスダ)」の冬至特別コースも26日まで毎日開催。プログラムの最後にあずき粥の試食もあるそうです。 関連記事: 美秀茶
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