強い寒気を含む大陸性高気圧の影響で前夜から激しく冷え込んだソウル。15日の午前中にこの冬一番の寒さ、マイナス12.7度を記録しました。日中になっても氷点下が続き、街ゆく人たちも厚着のうえに肩寄せ合って歩く姿が目立ちました。
若者以上に寒さが身に染みるのが中高年。フード付きのコートやオーバーですっぽり身を包んで足早に歩く姿も見られました。さすがに年の功か、急激な冷え込みにも、きっちり備えていますね。
こんな風に年齢が上がるに連れて(?)、外気から隠すところも増加。耳当て付きの帽子の周りにマフラーも覆うなどして目の周り以外はほとんど何も見えない、ほぼ完全な防寒です。
屋外でこんなに防寒対策するのは実は気温以外に日本以上に寒く感じる要因があります。その対策がこれですが、何だか分かるでしょうか。店の周りにビニールのようなものを覆っていますね。
露天商のおばさんの周りを見れば納得してもらえるかも。つまりソウルは日本に比べて木枯らしが強いのです。15日も前日に続き最大秒速10mを超える風が吹きました。そのせいで人通りも少なく商売も難しそうですね。
韓国の気象庁は、16日も今日と同様の氷点下と予想。17日は雪の可能性もありますが、週末にかけて少しながら寒さは緩むとの見込み。ただし日本から来る場合は防寒具はお忘れなく。
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